
先日、T社(隠せてない)からワイキャンス(カンタリジン)のホンモノを触る機会があったので共有目的に簡単にレビューしてみます。
おおむね懐疑的なレビューになりそうです笑。
いわゆるCOIはありません。
手順が多い
まず感じたのはこれです。
ラベルを剥がし、専用の容器を用いてガラスアンプルを割り、先端を軽く机に叩いて液を移動させ、キャップを外してようやく使用可能です。
忙しい外来で全部やるのか、と思うとなかなか踏ん切りがつかないなあというのが率直な感想です。
まだ時間はかかるけど、待てば溶けてくるミチーガの方がマシなんじゃないかと思うレベル。
なんでこんな形にしたんですか?バイアルとかにして自分で吸って使うのはダメなんですか?と聞くと、アセトンとかが入っており揮発性が高いのでこのようになった、とのことでした。
まわりにつかないように気をつけなければならない
さて、このワイキャンスですがベセルナみたいなもので炎症を惹起して水いぼごと取ってしまう、という薬です。
つまり正常な皮膚につくとただただかぶれみたいな現象が生じて大変です。
患者だけではなく自分自身も液体がつかないように配慮せねばならない、というのが大変です。
小児への指導ができるのか
添付文書上、液体をつけてから半日〜24時間くらいしてから洗い流すとあります。
汗をかいて流れてしまった場合はどうなるのか聞いてみましたが要領を得た回答を得られませんでした。
また液体をつけるときに正常皮膚に垂れないようにある程度乾くまで水平に保たなければならない、とあり小児によってはじっとできない子もいるのでここも使用は全例というわけにはいかなさそうです。
どんな症例に向いているのか
ここまで批判的に書いてきましたが、企業も必死です。Q&Aを載せているので以下参考にしてください。
https://www.torii.co.jp/iyakuDB/faq/yca_faq.html
ある程度要領がわかる小児で、自然治癒まで待てなかったりトラコーマ鑷子で除去するのが痛みで嫌だったりする方が対象になるでしょうか。
ワイキャンスによる痛みが出現するので、痛みからは結局逃れられなさそうですが…。
開業医の先生はどのように考えて使われるのか知りたいです。
勤務医側としては使用は一旦保留かな、、、と思います。
参考になれば幸いです!








