この騒ぎの中、ポリクリが再開しているところが多くなってきました。
僕ももちろん例外でなく、じきに再開する予定です。
今回はポリクリをもう回っている、またはこれから回ろうとしている医学生へ向けてポリクリで気をつけたいことを3つお伝えしていきます!
論文の読み方については、以前の記事をご覧ください!
わからないとしっかり言う
まず大切なのが「わからないことをわからないと言う」ことです。
確かに、当然のことといえばそうなりますが、これができていない医学生がまわりを見ていて多いように思えます。
僕もこの一人でした。
大学病院の先生方というのは普段、回診・外来・手術・研究などとたくさんの業務に追われています。
多忙な日々の中で、僕ら医学生のために時間を割いて教育をしてくださっています。
そんな中で、僕らの理解や習熟度を試すために質問をすることはあると思います。
そんなときに、わからないことを「わからない」といえずに無言でい続けるのは先生方の時間を取ってしまうのは非常にもったいないです(というか失礼に値します)。
もちろん、「考えよう、思い出そう」とする姿勢は大事ですが、時間はなにものにも変えられません。
5秒ほど考えてわからなければ「わかりません」「勉強不足ですみません」と言ってしまいましょう。
医学というのは大半が暗記なので、すぐに思い出せなければその知識の暗記が不十分ということで受け止めて、また覚えなおせば良いと思います。
逆に、わからなければ親切に解説してくださる先生もいらっしゃいますので安心してください。
オペ室ではまわりをよく観察する
これはめちゃくちゃ大事です。
オペ室というのは、執刀医、その取り巻きの医師、看護師(通称「オペ看」)、麻酔科医などたくさんの医療従事者がおり、その中に混ざって手術を見学することになります。
医学生というのはこの中で「何も」しません。
法律的にも、知識的にも医療行為を行うことができません。
(もちろん、医師からの指示で縫合したり、糸を切ったり、押さえたりそういったことはするかもしれないですが手術全体を担当することは絶対にありません)
つまり、何もできない存在というのは他の医療従事者からみると「邪魔」に思われる可能性が高いです。
そのため、オペ室では常にまわりを見渡し邪魔にならないようにするのが医学生として最大限の配慮と言えます。
確かにその意見はわかりますが、手術というのはその患者の命がかかっているので、こう思われてしまうのもやむをえないと思います。
オペ室では出入り口付近や手術器具がおいてある台のそばに近寄らないようにして、逐一邪魔になっていないか見渡すことが大切です。
班員のことを考える
一番大事なのがこれです。
ポリクリというのは班でまわるので、班員と行動を共にすることが多いです。
さらに、その班員と1年弱(大学によっては半年で交代するところもあるみたいですが)共にするので、その班員のことを考えるのは実習をする上で不可欠と言えます。
別に、無理に仲良くしろと言っているわけではありません。
しかし、例えば手術中に先生から「学生さん帰って良いよ」と言われたときに自分がこの科に興味があるからと言って「いえ、まだ手術見たいので残ります!」と言うのは踏みとどまった方が良いです。
先生側も忙しい上、他の班員はその科に全く興味がないかもしれません。
そうした班員を巻き込んで実習をするのは班員のことを考えていない証です。
もし自分がその科をもっと見たいと言う場合は解散後個人的に打診すれば良いでしょう。
また、先ほどのわからないことを「わからない」と素直に言うことも班員のために大切です。
わからないまま時間が過ぎてしまうと班員の時間も奪ってしまうことにつながります。
そのため、無理に仲良くする必要はなくとも班員のことを思いやることは必須だと考えています。
まとめ
以上3つがポリクリでの心得となりますが、どうだったでしょうか。
と言う人も安心してください。
今日知って、これから気をつけていけば良い話です!
別に誰しも失敗はするものなのでひとつずつ気をつけていくことが大事だと僕は考えています。
これからポリクリがあると言う人も、これら3つの心得は知っておいて損はないです!
3つの心得以外に大切なものがあればぜひコメントしてくださると嬉しいです!