今年の春、医学部を卒業された先輩方がFP3級を取得しようと問題集を買っているのをTwitterで見かけました。
FPというのは、年金・保険・株式・不動産・相続など幅広いことを学ぶことができるので、興味を持っている方が多い資格です。
以前、noteの方で3級の体験記について書きました!
この記事では、FP2級を取って気づいたことを3つ伝えたいと思います!
ローンがえげつない
まず、「ローン」というものがめちゃくちゃえげつない仕組みであることを知りました。
ローンというと、「どう森」を遊んだ方は聞き慣れている言葉じゃないでしょうか?
このように、ゲーム内ではいつでも返済を待ってくれます。
たとえ釣りにふけっていたり、カブでぼろ儲けしていたりしていても彼は催促をすることはありません。
また、返済を放置していても返済金額が増えていくということもありません。
ですが、現実のローンというものはそんなことはないです。
まず、毎月決まった金額を支払い続けないとダメです。払わないという選択肢はありません。
さらに、ローンには「複利」というものがあります。
これは、簡単にいうと返済すべき金額(元金と言います)に一定の割合でかかる利息の仕組みのことです。
利息が複利という仕組みによって発生するため、どれだけローンを返済しても元金部分が減らない限りローンの返済も終わりません。
家を買った場合30年ローンなどでローンを組みますが、この30年間に払うお金というのは、元金以外に利息をたくさん払っているのです。
様々な保険がある
次に、保険にもいろいろなものがあるということを知りました。
「保険」というと皆さんが想像するのはなんでしょうか?
ここでは、健康保険や介護保険といった「公的保険」ではなく、がん保険や火災保険などの「私的保険」(自分から申し込むもの)に関して話をします。
私的保険には主に以下のような種類があります。
生命保険(第一分野):人の生死に関して保障する定額給付の保険
- 終身保険
- 定期保険
- 養老保険
- 個人年金保険 など
損害保険(第二分野):偶然の事故で発生いた損害を補てんする保険
- 火災保険
- 自賠責保険
- (任意の)自動車保険 など
第三分野の保険:生命保険、損害保険のどちらにも属さない、人のケガや病気に備える保険
- 医療保険
- 介護保険(公的な介護保険と別物です)
- 傷害保険
- がん保険
- 所得補償保険 など
ここでは「ふーん」くらいに流してもらって大丈夫です。
知ってほしいのは、保険にはたくさんの種類があることです。
テレビでアヒルが鳴いて宣伝しているような生命保険は知っている方が多いかもしれませんが、養老保険や傷害保険というのはあまり聞いたことがないという方もいらっしゃると思います。
保険というのは想像以上にたくさんのバリエーションがあるのです。
家を買うことはハイリスク
そして、家を購入することもかなりのハイリスクな選択肢だというのもFP2級の勉強をしているときに学びました。
新たに家を買うということは、その土地も購入します。
これらは「不動産」に相当するので手に入れたときに「不動産取得税」といいうものが課されます。
さらに、不動産というのは固定資産に相当しますので毎年「固定資産税」が課されます。
これらを毎月のローン返済と同時に行わないといけません。
もちろん、家が火災や地震にあったときに備えて火災保険や地震保険などにも入らないといけません。
この保険料の支払いもあります。
これらの支払いを延々と続けていくことを考えると、家を購入するというのはハイリスクな選択なのです。
もちろん、不動産取得税や固定資産税には特例があって一定の要件を満たせば税金を減らすことができますが、知っていないと使いようがありません。
住宅を深く考えずに購入してしまうと、税金やらローンやら保険料やらで追い込まれてしまうのです。
まわりに合わせていると気づかない
以上の3つを説明してきましたが、もちろんこれ以外にも学んだことはあります。
じゃあなぜこれら3つを抜粋したかというと、「まわりにハイハイ合わせていると全然気づかないまま過ごしている」ことが共通しているからです。
まわりが家なり車を買うから合わせてローンを組んで購入していませんか?また購入しようとしていませんか?
まわりに合わせているのがこの学部の現状であることを以前説明しました。こういうところとも関係があるのかなと思ってみたりもします。
まわりに合わせる前にまずは自分で調べてみることをオススメします!
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