医学生が医学部にいる6年間で圧倒的に割合を占めているのが「医学」の勉強です。
では、医学生は医学の勉強だけしていれば大丈夫なのでしょうか?
それについて、低学年の方向きに体験談を踏まえて僕個人の意見を伝えていきます。
医学だけ勉強するのは負担が大きい
結論から言うと、医学だけを勉強するのは最終的に自分への負担が大きくなってしまいます。
もちろん、国試がある6年生では試験合格のため勉強しなければならないですし、定期試験前でも合格するために勉強は必要です。
しかし、ここで主に対象にしているのは普段から医学の勉強をしている低学年の方のことです。
低学年から医学「だけ」の勉強をするのは後々自分への負担が大きくなるのでオススメできません。
卒業までの期間は変わらない
まず、どんなに頑張って医学だけを勉強したところで、卒業までの期間は変わりません。
学年上位の人であっても、ギリギリ再試に受かった人であっても、単位を取得していれば卒業までの期間は変わりません。
このように、テストの順位で上位を狙おうとして必要以上に徹夜し自分の身体を酷使するのは、確かに勉強の面からすると素晴らしいことなのですが、かなり肉体的な負担が大きくなってしまいます。
上には上がいる
そして、医学生にはいろいろな人がいるので、勉強がめちゃくちゃ出来る人だってもちろんいます。
しかも、部活をしっかりしながら勉強もでき、彼女もいるという非の打ちどころがないすごい人だっています。
そんな人に勝つのは、正直無理です。
僕は同じ状況になったとき、「せめてCBTで勝ってやる」と意気込みましたが、無理でした。
そうやって誰にでも勝つと言うのはかなりの至難ですし、その分自分を追い込むことになるので、精神的な負担が大きくなります。
勉強できると搾取される
さらに、勉強がやたらできるとまわりから搾取される可能性があります。
確かに、人に勉強を教えると言うのは自分の理解がさらに深まるものなので、適度に教える分にはなんら問題はありません。
ただ、それが度を超えると「この課題の答えわからないからやってくれん?」とか「次の出席やっといて」となんでもかんでも頼まれてしまうことになります。
長期間に渡ると、「あれもやらないと、これもやらないと」となり、自分への負担が大きくなります。
ちなみに、異性から頼まれごとをしている場合ですが、それが恋愛に発展することは基本ありません(経験談)。
それはただ搾取されているだけです。
医学の勉強と同時に他の勉強も
ということで、低学年の頃から勉強をしている人に注意してほしいのは医学の勉強をするかたわら、他の勉強をしてほしいと言うことです。
それはバイトでも良いですし、(個人的に薦めませんが)部活でも良いですし、資格の勉強でも、ゲームでもなんでも大丈夫です。
医学だけという1つのものだけを極めていると、研修医になって失敗したときに「私には医学以外何もない…」と燃え尽きてしまう原因になる可能性があります。
そのため、大切なのは他の勉強をして二刀流、三刀流になっておけば、何かで失敗しても「まあここで失敗しても他があるから良いや」とリスクヘッジをすることができます。
何事もバランスが大事だということを押さえてほしいです!もしご意見などありましたらコメントよろしくお願いします!