この騒ぎで遠くに遊びに行けず、勉強する他ないということで映像講座を受講しようか悩んでいる医学生は多いのではないでしょうか。
僕は3年生からmedu4を取り始め、おかげでCBTで9割以上を取ることができました。
この記事では、僕のように低学年からmedu4を取る場合のメリット・デメリットを高学年になった今改めて考えてみました。
この記事の目次
medu4について
medu4は医師国家試験対策用の映像講座です。
最近では看護師国家試験用のmedu4のサイトも登場しました。
医師国家試験対策講座は全て穂澄先生が担当しているため、学年を問わず受講することができる。
また、学年を問わず受講することができるのも強みです。
長所
低学年からmedu4を受講するメリットは以下のようなものが挙げられます。
- 早くから効率的に国試の勉強ができる
- どこまでやればいいか目安がわかる
- 復習する教材が手に入る
早くから効率的に国試の勉強ができる
まず、低学年から医学の勉強をしっかり行うことができるので、無駄なく国試の勉強をすることができます。
いかんせん6年間という、一般的な大学生と比べて長い期間大学に通うことになるので、早くから勉強することで優位に勉強を進めることができます。
後になって焦ることが少なくなります。
どこまでやればいいか目安がわかる
次に大きいのが、自分がやるべき目安がわかることです。
医学というのは勉強することが膨大です。
あまりに量が多すぎて全部を覚えるというのは頭の容量的にきついです。
人によっては「そんなの楽勝だよ」という方もいますが、たいていの人は難しいのではないでしょうか。
もちろん、僕もその一人です。
medu4では、穂澄先生が覚えるべきところとそうでないところをしっかり線引きして授業をしてくださるので、勉強する側としてとても嬉しい点です。
復習する教材が手に入る
さらに、復習する教材が手に入るのも強みです。
普段、学校の授業で配布されるレジュメは授業中やテスト前には使うかもしれないですが、テスト後もずっと使うことは少ないですよね。
受験勉強のとき、「同じ教材を何度も復習しろ」と言われませんでしたか?
medu4ではPDFとして教材が手に入るので、そこから問題をAnkiで作ってもよし、暗記シートで穴埋めを隠して確認するもよし、と復習がしやすく、さらに国試までずっと使えます。
同じ教材を何度も復習することで、定着度を高めることができるのです。
短所
一方、低学年からmedu4を受講するにあたって注意したいのは以下の事項です。
- 新作のアップデートの恩恵を受けられない
- 高学年になって新鮮さを失いやすい
- 大切な時間を捨ててしまう可能性がある
新作のアップデートの恩恵を受けられない
medu4では毎年アップデートされた講座が登場します。
特に、今年の講座からは「口頭試問」という一問一答式のページが新たに追加されました。
ところが、このページはそれ以前に購入した人にはついていません。
僕は2年前「あたらしい内科外科2018」を購入しましたが、もちろんこうした機能は付属していないです。
こうしたアップデートによる恩恵を受けることができないのは早くからmedu4の講座を取るデメリットになります。
高学年になって新鮮さを失いやすい
次に注意したいのは、高学年になってマンネリ化してしまうことです。
3年のときにmedu4を取り始めた頃、受講しているときの「ワクワク感」はとてつもないものでした。
学校でも習っていないことを学ぶときの「先駆け感」とでも言うのでしょうか、この感じは毎回とても楽しかったのを覚えています。
ところが、高学年になるとこの授業形態にも「慣れ」が出てきます。
人間というのはいかんせん慣れてくるとだらけてくる傾向にあり、僕もそうなった時期がありました。
良い意味でも、悪い意味でも新鮮さがなくなってしまうので、高学年でも継続して勉強できるような自分なりの工夫が必要だと思います。
大切な時間を捨ててしまう可能性がある
これが最も知っておくべきデメリットです。
低学年の頃というのは、正直時間がかなりあります。特に1、3年生は余裕が生まれやすいです。
この空いた時間を医学の勉強に使うというのは、とても良いことですがその分リスクもあります。
それは「低学年の時だからこそできること」をせずして6年間を過ごしてしまうことです。
低学年だからこそはちゃめちゃできたり、遠くまで旅行に行ったりと自由が効きますが、高学年になるとポリクリでは出席が必須なので縛られ始めます。
特に、卒業すると医師という世界に入り、抜け出すのはかなり難しいです。
そのため、低学年だからこそできる「大切な時間」を失ってしまう可能性があるのは欠点になります。
バランスよく楽しもう
ということで、メリットとデメリットをそれぞれ3つ挙げました。
僕個人的には早くからmedu4を受講するのは賛成です。
早くから勉強することで、学校で学んだときに復習がてら聞くことができますし、実際の臨床でどこが違うのか詳しいところまで聞けるのは強みだと思います。
しかし、医学の勉強だけに偏ってしまうのはもったいないです。
なので、効率的に勉強するかたわら、読書や資格の勉強など他のことに手を出してバランスよく楽しむのが大切です。